SASもそうですが、ほとんどのプログラミング言語は英語で開発されています。
そのため、構文中のキーワードや関数名は、英単語そのものだったり、その省略形だったりすることが多いです。
(当然といえば当然ですね。)
SASでの例をいくつか挙げてみましょう。
まずは、英単語そのものがそのまま使われているもの。
これは挙げればキリがありませんが、いくつか。
LENGTHステートメント、LABELステートメント、RENAMEステートメント
SELECTやDELETE、DROPやKEEPもそうですね。
どれもみな高校卒業程度の英語力でも充分に理解できる単語です。
また、以下のようなものは学校教育で教わるような(受験に出題されるような!)単語ではありませんが、
SASの世界では欠かせないものですね。
RETAINステートメント、MERGEステートメント
retain
~を保有する、保つ、保持する、持ち続ける、留保する、維持する、そのままにしておく、実行し続ける
merge
合併する、同化吸収する、融合する、結合する、吸収される、次第に変わる、結婚する
retain one's beauty 美しさを保つ
merge with ~ ~と結婚する
なんて使い方もします。
それでは、以下の2つの単語はいかがでしょうか?
・ceil
・floor
floorは日本語にもなっているので簡単ですね。「床」という意味です。
ceilも、シーリングライト(天井照明)とかシーリングファン(天井扇風機)で使われています。つまり、「天井」という意味です。
お気付きの方もいるかもしれませんが、この2つの単語はそのままSAS関数になっています。
・FLOOR関数・・・最大整数<=引数 な整数値を返す
・CEIL関数 ・・・最小整数>=引数 な整数値を返す
簡単に説明してしまうと、FLOOR関数は引数が正の場合は小数点以下を切り捨て、負の場合は小数点以下を切り上げます。
逆にCEIL関数は、引数が正の場合は小数点以下を切り上げ、負の場合は小数点以下を切り捨てます。
(※ともに、引数と最も近い整数との差の絶対値が10の-12乗以内の場合は、その整数値を返します。)
以下、実行例です。
この2つの関数を闇雲に覚えてしまうと、いざ使うときに迷ってしまいます。
そんなときは、元々の英語の意味を思い出すといいでしょう。
floor ⇒ 床 ⇒ 下の方 ⇒ 引数以下の最大整数を返す
ceil ⇒ 天井 ⇒ 上の方 ⇒ 引数以上の最大整数を返す
このように元々の英語の意味で覚えていれば、FLOOR関数とCEIL関数を使用する際に間違えることはなくなるはずです。
普段プログラムで使っているキーワードの意味を調べると面白い発見があったりもします。
また、そうすることで英語の勉強にもなり、トータルでのスキルアップにもつながるでしょう。
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