2010年11月15日月曜日

クラウドコンピューティングとは(その1)



Cloud Computing Summit Brasil 2010 10/08/10 / rafaeldesigner


クラウドという言葉が本格的に聞こえるようになってきて久しいですね。
そもそもクラウドという言葉自体は2006年にGoogle CEOのエリック・シュミット氏が用いたのが始まりと言われてます。
このクラウドという言葉、意外と広義に解釈されていて人によって捕らえ方が違っていたりします。
そこで、本日は私なりの解釈を説明してみたいと思います。

雲(Cloud)とは?



一般的によく言われているのが、以前から存在していたASPやSaaSという言葉を言い換えたもの。
要するに、インターネット上のサービスをユーザーが購入して利用するというものです。

クラウドは英語で雲(Cloud)を意味し、雲はインターネットを図示するのによく用いられますね。
インターネット上に存在するサーバーやそのアーキテクチャを雲の表記で抽象化し、ユーザーは特に意識せずに提供されたアプリケーションを利用することだけを考えれば良いというものです。

ただこの説明はあくまで利用者側の視点に立った、もしくは利用者に説明するためのクラウドであり、我々システム開発者はここからさらに踏み込まなければなりません。

では、雲の中身はどうなっているのでしょうか?
そこを語る上で重要なのはスケールアウトという言葉です。


スケールアウトという概念



Googleはサービス提供のために安価なPCを大量に使ってデータセンター作りました。
コンピュータの処理を向上させるために、より高価で高速なCPUや大容量なメモリを搭載させるスケールアップではなく、安価なPCを大量に並べて分散・並列処理をすることによって処理能力を向上させました。
PCを追加していき、その分だけリニアに処理能力を向上させていくというのがスケールアウトという考え方です。

私はGoogleが実現したこのスケーラブルな分散・並列処理システムこそが、クラウドという言葉において非常に重要と考えます。
雲の中にある大量のPCとその上で動く分散・並列処理のシステム、まさにクラウドという言葉にピッタリのイメージではないでしょうか。

現在では、このような必要に応じてリソースを追加できるという点で、スケールアウトな分散・並列処理システムは大規模なサービス提供者にとって必要不可欠な技術となっています。


ここまではクラウドのハード、そのシステム基盤的な視点からの話でした。
次はソフト、サービス的な視点から我々はクラウドで何をするのかという話をしたいと思います。
米国SASも7000万ドル規模のクラウド・コンピューティング施設を建設しているというニュースが去年ありましたね。

SAS、7,000万ドル規模のクラウド・コンピューティング施設を建設 | SAS プレスリリース


ですが今回はここまでということで・・・

次回は我々システム開発者はクラウドで何をするのか?
スケーラブルな分散・並列処理システムをもったデータセンターを作るわけじゃありませんよね。
そのクラウドの基盤の上で何をするのか?といったところに焦点を当ててあと少し説明したいと思います。

投稿者:@Miya_NI


[google]

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