2010年8月17日火曜日

最近の気になる英語圏News

◇夏の風物詩といえば…、怪談? 稲川淳二先生、お願いします。


Facebook / Franco Bouly


As Older Users Join Facebook, Network Grapples With Death - NYTimes.com

今や日本でもお馴染みとなったSNS(Social Networking Service)。

プログラムによる自動抽出機能が、既に亡くなった人の情報を、生きている人と同じ様に扱ってしまうという…

アメリカにおいてSNSは、大学生の間で広まったのが元々の始まりで、天寿を全うする人についての対処はシステム的にさほど考慮する必要がなかった。

しかし、今となっては、とりわけ死亡率も高い年齢層(65歳以上)の方々の参加が、どの世代よりも増加しているのだという。
その層の参加者増分は、2010年5月単体で前年同月比300%にもなり、人の寿命に関して、早急な対応が必要になってきているのだという。

実際、既に亡くなった友人・知人の顔写真が、(誕生日のお知らせ機能などにより)自分のメインページに現れることに戸惑う利用者もいるようだ。

Facebookでは、これに対して、死亡を通知できる仕組みを作ったり、"I miss you"などの発言をシステムで自動検知させて人的な対処をするなど、より良い策を模索しているようだ。

似たような問題として、日本でも最近、亡くなった方に公的な通知が届いてしまったことがニュースで取り上げられていた。
何かとテクノロジー任せな部分が増えている現代において、こういった問題が試しているのは、システムなのか人間なのか、どちらだか分からなくなりそうだ。


続いては、こちら。


◇クラウドコンピューティング+ゲノム学の行方


Argonne's Midwest Center for Structural Genomics deposits 1,000th protein structure / Argonne National Laboratory


Combining the Cloud, Genomics to Save Lives - Global Challenges


IBMとミズーリ大学が、クラウドコンピューティングとゲノム学の融合により、癌やマラリアなど、人の死に関わる病気に対する治療の改善を目指しているという…

ミズーリ大学は、IBMの高性能コンピューティングテクノロジーを用いることで、広範囲に及ぶ遺伝子情報プロジェクトの成果を共有したり、研究者達の共同作業を推し進めることが可能になるのだという。

そして、遺伝子情報の詰まったクラウドにアクセスすることで、個々の患者の診断・医薬品の選定といった作業が更に改善されるのだという。

例えば、これまでは医師が研究施設に患者の遺伝子情報を送付し、その解析結果が戻ってくるまでに、数週間待たなければならなかった。

これが、医療現場のスタッフがパソコンでクラウドに繋ぐだけで、対象患者の遺伝子情報から、どういった病気に罹り易いかやどんな医薬品と相性がいいかということも時間をかけずに分かるようになるのだという。

日本で人気の医療ドラマ「救命病棟24時」でも、いつか進藤先生(江口洋介)があの口調で、「マウスとメスは区別するな。メスを握ったつもりでマウスを扱え。」なんてセリフを吐くときが来るのかもしれない。それはそれで楽しみだ。


では最後。


◇さて、そろそろワールドカップ前のシミュレーション結果とやらを検証しましょうか。


E3 2010 EA Sports FIFA Soccer World Cup viewing area / popculturegeek.com


2010 World Cup: And the Winner Is ・・・ - Goal Blog - NYTimes.com

この6/4の記事は、EAスポーツというビデオゲームで行った、ワールドカップ前のシミュレーション。

Finalカードはブラジル対スペインで、後半15分、ダビド・ビジャが勝負を決めるゴールを決めて、スペインが優勝~♪とのこと。

なかなかよくシミュレートできている。スペインは実際優勝したのだから。
(更に、南アフリカがホスト国として初めて1次グループリーグ敗退をすることまで当ててしまっている)

このゲームのプロデューサー、世界中から各選手の40項目以上に及ぶ特徴データを集め、それをコンピューターに入力させてやったのだから、かなり"Real"な仕上がりになっていると自信を窺わせているご様子。

しかし、日本についてはどうだったかというと…
1次グループリーグで敗退というシミュレーション予想に反して、見事な闘いぶりを見せてくれた。

どうやらデータが足りなかったらしい。くっくっ…

ただ、ブラジルやポルトガルが入ったGroup G については、得点差はともかく、試合の結果は全て当たっていて、これは見事と言う他ない。

同時に、テクノロジーはある程度までは既に、人間を"bit"に置き換えることができるんだな、という少し寂しい印象も受ける。

この先も、あらゆるものが"bit"に置き換えられ、シミュレートすれば高い確度で未来が予見できるようになるのかもしれない。

しかし、サッカーの試合が予想だにしない展開を見せるように、人間にはまだまだ未知なる何かがあるような気がしてならない。

"bit"では捕らえきれないその何かに、「人間の何たるか」を知る深い手掛かりがあるのかもしれない。

あたかも、人間をパズルの土台に見立てたとき、"bit"というピースが当てはまらないところから浮かび上がる部分の中に、何かが潜んでいるような気がするのだ。

投稿者:@Nawito_NI


[google]

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