2010年5月7日金曜日

マニュアル

マニュアルによる管理は、多くの人に短時間で一定レベルの仕事をさせようとする際とても有効な手段である。
一方でイレギュラーケースに弱く、仕事に対する意識の低下を招きやすい。

毎朝のミーティングで、30秒トークという時間を設けている。その中でこんな話があった。
「夕食後の皿洗いを手伝った際、肉の脂がべっとりとこびり付いていたので、お湯で流してから洗ったらほとんど洗剤を使わずにきれいになった・・・・」
30秒程度で自由に話す内容ではあるけれど、とても考えさせる話だった。

皿洗いは手段。その目的は皿をきれいにすることである。
皿洗いという行為を知らない人に皿洗いという仕事を教える時、あなたならどんな指示を出すだろう。

A.スポンジに洗剤をつけて皿の表裏を3回以上なでた後、水ですすいで
B.使用済みの皿をきれいにすることが君の仕事だ。これまでこんな方法できれいにしてきたが、より良い方法を考えて実践してほしい。

皿洗いを長いこと続ける時、その作業を限定的に捉えるか大本の目的を達成するための1つの手段と捉えるかで得られる結果は大きく変わってくる。
A、Bそれぞれの方法を何年も繰り返し引き継いでいったとしたら・・・。
 
実際の職場では、マニュアルと目的の共有は併用されていることがほとんどだとは思う。
けれど、忙しい現場が増員を図った時など、目先の指示出しに終始し手戻りが多いと感じることはないか?
そう感じたらそれは目的の共有という基本に戻るためのチャンスだ。

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