INT関数は、引数に指定した数値の小数点以下を切り捨て整数を返す関数です。
使用方法は以下の通り
data _null_ ;
x = 1.23 ;
y = int(x) ;
put y = ;
run ;
実行するとログに y = 1 と出力されます。
引数に正の値を指定している場合は問題ありませんが、
負の値を扱う場合は注意が必要(特にExcelユーザ)です。
以下のサンプルを実行すると y = 0 の範囲は -1 < x < 1 となり、
度数は他の y の値の約2倍の数になります。
data temp ;
do i = -5 to 5 by 0.1 ;
y = int(i) ;
output ;
end ;
run ;
proc freq data = temp ;
tables y ;
run ;
~~~~~~~~~~~~~~~出力~~~~~~~~~~~~~~~
FREQ プロシジャ
y 度数 パーセント 度数 パーセント
------------------------------------------------------
-5 1 0.99 1 0.99
-4 10 9.90 11 10.89
-3 10 9.90 21 20.79
-2 10 9.90 31 30.69
-1 10 9.90 41 40.59
0 19 18.81 60 59.41
1 10 9.90 70 69.31
2 10 9.90 80 79.21
3 10 9.90 90 89.11
4 10 9.90 100 99.01
5 1 0.99 101 100.00
※特にExcelユーザは注意としたのは、
シート関数やVBAのINT関数は、数値を超えない最大の整数を返す関数で、
int(-0.9)と指定した場合、-1 が返されます。
0 件のコメント:
コメントを投稿